【ソウル8日聯合ニュース】気象庁が予報確度向上のため導入を決めたスーパーコンピューター3号機が、早ければ年末から本格的に稼動する。気象庁が8日、3号機可動式を12月に開催するという目標の下、システム構築作業を進めていると明らかにした。
 スーパーコンピューター3号機は、忠清北道清原郡・梧倉科学産業団地内の国家気象スーパーコンピューターセンターに3段階で導入される。2号機性能の75%水準のシステムが昨年12月に設置済みで、ここに来月、2号機の150%水準のシステムを導入し6月から運営、9月に2号機の39倍の性能を持つ最終システムを導入し、12月から稼動するという計画だ。
 このスーパーコンピューター3号機は、英国気象庁の繊細で精巧な統合数値予報モデルと大量の気象観測資料を処理する自動化過程に必要な基本インフラとして活用され、気象庁の予報能力改善に役立つものと期待されている。
 昨年6月に3号機供給メーカーを選定した当時は、昨年中に国家気象スーパーコンピューターセンターにハードウェアを設置し、ことし下半期から稼動する予定だったが、契約をめぐる手順の遅れから、導入日程が全体的に5か月ほど遅延した。気象庁は3月23日の「世界気象の日」前後に、スーパーコンピューターセンターの完工式を行う予定だ。
 スーパーコンピューター3号機は、最高処理速度340テラフロップス(1テラフロップスは1秒間に1兆回の演算を実行)、2.07ペタバイト(1024テラバイト)のディスク容量と、4.5ペタバイトのバックアップ装置を備える。現在使われている気象庁の2号機スパコンと比較すると、演算能力は39倍速く、記憶能力は24倍に達する。
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