【ソウル6日聯合ニュース】韓国の美容整形技術は世界でも高く評価されているが、違法な施術による副作用で苦しむ人がいまだに多いことがわかった。
 成均館医大学・江北サムスン病院整形外科のチャン・チュンヒョン教授は6日、顔整形のため陥没を盛り上げるフィラーを注入して生じた副作用で病院を訪れた患者が、2003年3月から5年間で120人に達したと明らかにした。
 訪問患者は女性が100人(83.3%)、男性が20人(16.7%)で、年齢は16歳から74歳までと幅広い。患者のうち、無許可の施術による来院が92人で76.7%に達した。また、患者の7割が注入された物質を把握していなかった。
 治療に訪れた理由は、54人(45%)が耐え難いほどの炎症、43人(35.8%)が顔の輪郭変形、23人(19.2%)が感覚異常・異物感のためと調査された。
 チャン教授は、検証されていない物質を使用した無許可の施術は大半が異物質による肉芽腫を発症させ、顔の変形、異物感、炎症を起こすと説明する。特に、最近流行する医療用フィラーもまれに異物肉芽腫を引き起こしているため、整形の際には必ず副作用を考慮しなければならないと指摘した。違法な整形は肉体的苦痛に加え、精神的被害をもたらす可能性があることを忘れてはならないと勧告している。

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