【ソウル4日聯合ニュース】韓国にも2014年ごろに大統領専用機が導入される見通しだ。
 企画財政部の柳性杰(リュ・ソンゴル)予算室長は4日に新年予算案に関する記者懇談会を行い、新型専用機を購入する着手金として、ことし予算142億ウォン(約11億3894万円)が反映されたと明らかにした。
 政府は数年にわたり専用機購入に関する予算案を国会に提出してきたが、急を要するものではないとの理由で毎年削減されていた。政府はことし、経済難などを考慮し購入の代わりに長期で借り入れる計画を盛り込んだ予算案を提出したが、国会国防委員会の予算案審査過程で購入予算142億ウォンが追加で増額され、国会本会議も通過した。
 政府はこれとは別途に、ことし長期借り入れに必要な予算291億ウォンを反映しており、このレンタル契約が終了する2014年ごろ、大統領専用機の購入が完了する可能性が高い。購入費用は専用機の購入と各種装備、設備費などを含め4800億ウォン水準になるものと伝えられた。
 現在運用中の大統領専用機は1985年に導入されたもので、安全問題に加え定員が40人に過ぎないことから、実際には海外歴訪のたびに民間航空機を借り、改造した専用機を使用してきた。

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