【ソウル4日聯合ニュース】国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが会社創立30周年を記念し、4月21~24日にアジア太平洋地域の通信社代表を招き、国際会議「亜太通信社首脳会議(OANAサミットコングレス)」を開催する。
 朴ジョン讃(パク・ジョンチャン)社長は4日、アジア・太平洋通信社機構(OANA)と共同で国際会議を開催し、急変するニューメディア時代に通信社が進むべき道を模索し、共同の未来戦略を策定する計画だと明らかにした。韓国としては主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の開催を前に、アジア太平洋地域のメディアを対象に事前の地ならしを行う意味があり、社としては国際ソフトパワー戦争の先兵として、地位を確認する場となると述べた。
 会議はソウル・小公洞のロッテホテルで開催。「通信社の挑戦と機会」をテーマに、メディア変革期を迎えての域内通信社の望ましい協力案を模索、中でもアジアのニュースをアジアの視点で扱う方策を集中的に話し合う予定だ。北朝鮮の朝鮮中央通信をはじめ、中国国営新華社通信、日本の共同通信、ロシアのイタル・タス通信、オーストラリアのAAP通信、インドネシア国営アンタラ通信など東南アジア圏12社、アラブ圏14社、中央アジア圏5社の計32カ国40社のOANA加盟通信社代表が出席する。
 また、バルカン通信社連合(ABNA)のセルビア・タニューグ、地中海通信社連盟(AMAN)の国営アルジェリア通信、欧州通信社連盟(EANA)のハンガリー通信、アラブ通信社連盟(FANA)のヨルダン国営ペトラ通信など、各地域の通信社協議体議長を務める通信社代表らをオブザーバーとして招く。
 会議期間中は、ロッテホテル・クリスタルボールルームロビーで、OANA加盟各社が提供する過去10年間に撮影された最高の写真を集めたOANA報道写真展も開催する。

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