【ソウル4日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が新年初の公開活動として、慈江道の熙川発電所建設現場を訪れ、労働者らを激励した。朝鮮中央通信が4日に報じた。
 同通信によると、氷点下30度前後の酷寒の中、熙川1号、2号発電所のダム建設現場で現地指導を行った金総書記は「新しい千里馬速度(北朝鮮復興の象徴とされた千里馬運動の速さ)である『熙川速度』の創造者の軍人建設者をはじめとする発電所建設者らの献身的な闘争により、従来なら10年以上かかるはずの膨大な大規模発電所の建設が、わずか数年で完工できる確固たる見通しが立った」と述べ、労働者らに感謝の意を表した。
 この日の視察には金基南(キム・ギナム)朝鮮労働党中央委員会秘書、金総書記の実妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)朝鮮労働党軽工業部長、金総書記の義弟の張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党中央委行政部長、朴南基(パク・ナムギ)党中央委部長(経済担当)ら党中央委の責任幹部や、玄哲海(ヒョン・チョルヘ)朝鮮人民軍大将らが随行した。
 金総書記がことし初の公開活動として熙川発電所の建設現場を訪れたのは、ことしも経済難の解決に注力するとの方針を内外に表明したものとみられる。これと同時に、発電所の建設に携わる軍人労働者の工事速度を「熙川速度」と命名し、これを大々的に強調した点にもあらわれているように、昨年に続き、大衆動員運動のさらなる強化を示唆したと解釈される。

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