【ソウル3日聯合ニュース】サムスン電子が、カメラ事業一流化に向け開発した戦略製品・ミラーレスデジタルカメラ「NX10」を発売開始に先立ち、今月米ラスベガスで開催される家電見本市「CES2010」で一般公開する。
 IT関連ウェブマガジンサイトのEngadgetと関連業界が3日までに伝えた。サムスン電子は、昨年3月にサムスンデジタルイメージングから同製品の試作品を公開した。完成品披露は、これが初めてとなる。
 「NX10」は、サムスン電子の半導体、ディスプレー技術など中核技術を集約し独自に開発した、新概念のレンズ交換式デジタルカメラ。デジタル一眼レフの性能にコンパクトカメラの携帯性を同時に備えたハイブリッド製品となっている。
 ミラーボックスをなくし、ビューファインダーをデジタル化することで、レンズとイメージセンサーまでの距離を大幅に短縮、製品サイズと重さも、デジタル一眼レフの6割程度に抑えた。APS-Cサイズの1460万画素大型イメージセンサー(撮像素子)を搭載し、より豊かな色彩感と繊細な画質表現を実現。液晶モニターには、3インチの大型アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)スクリーンを採用しており、光が強い外部でもすばやく鮮明な画面が確認できる。
 サムスン電子は、「NX10」とともに専用レンズも独自に開発し、発売する計画だ。同社はレンズ開発もこれが初めてだが、今後も引き続き、製品群の拡大を進める方針だ。早ければ今月中にも、世界市場でこれら製品の発売を開始する予定だと伝えられた。
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