韓国銀行で23日に開催された経済動向懇談会での李総裁=(聯合ニュース)
韓国銀行で23日に開催された経済動向懇談会での李総裁=(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は31日、基準金利は当面、「景気回復勢の維持にプラスになる方向」で運用していく方針だと明らかにした。 新年を迎えるに当たってのあいさつで述べたもので、成長経路の不確実性にかんがみ、金融緩和基調を維持することで民間部門の成長エンジン強化を支える必要があるためだと説明した。  李総裁は、先進国景気の本格回復遅延、国際金融市場の不安再燃、国際原油価格上昇の可能性などから、今後の成長経路は、依然として不確実な状況だと述べた。景気回復勢を確実なものにすることに重点を置き、マクロ経済政策を運営していかなければならないと強調した。 ただ、緩和的通貨政策の長期持続により経済不均衡が発生する可能性に、徐々に留意する必要があると指摘。通貨政策の緩和程度は、国内外の金融・経済状況を総合的に考慮しながら、適切な速度と幅で調整していくとした。 このほか、金融安定に向けては、暫定的な金融不安要因に対する徹底したモニタリングが必要だとの考えを示した。国際金融市場のリスク要因、外国資本の流入・流出、家計部門の債務状況などを綿密に点検すべきだと述べた。 japanese@yna.co.kr
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0