【ソウル31日聯合ニュース】統計庁が31日に発表した年平均および12月の物価動向によると、ことしの消費者物価は、原材料価格下落の影響で前年比2.8%の上昇にとどまった。 ことしは1月から4月は3~4%台だったが、5月2.7%、6月2.0%、7月1.6%、8月と9月がそれぞれ2.2%、10月2.0%、11月2.4%と、比較的安定した推移を示した。食料品・非酒類飲料(7.5%)、その他雑費(7.4%)など10部門は上昇したが、交通(マイナス3.6%)と通信(マイナス0.1%)の2部門は下落した。 前年比上昇率を品目別にみると、農畜水産物ではミカン(37.9%)とスケトウダラ(37.1%)の上昇が目立った半面、スイカ(マイナス8.1%)は大きく落ち込んだ。工業製品は、金の指輪(29.3%)、牛乳(19.1%)が上昇し、灯油(マイナス21.5%)は大幅に下落した。 公共サービスの中ではタクシー運賃(11.8%)が上昇した。個人サービスでは外食のサムギョプサル(豚バラ肉料理)(8.5%)が上がったが、航空運賃(マイナス11.3%)は下がった。 一方、12月の消費者物価は前年同月比2.8%、前月比0.4%、それぞれ上昇した。前年同月比の物価上昇率は8月から5カ月連続で2%台を維持している 統計庁関係者は「農畜水産物の場合、昨年の作況が非常に良かったためにことしは物価が上昇した面もある。工業製品のうち牛乳など加工食品の大幅上昇が物価に多くの影響を与えたと判断している」と述べた。 japanese@yna.co.kr
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