外交・安保分野業務報告で発言する李明博大統領(中央)=31日、ソウル(聯合ニュース)
外交・安保分野業務報告で発言する李明博大統領(中央)=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は31日、国防、外交、統一問題で古い考えや慣習に染まっていることを顧みるべきだとの考えを示した。
 韓国国防研究院で開かれた外交・安保分野業務報告の席で述べたもの。「韓国は一段階新しい局面に入った」としながら、先進一流国家を目指す基盤を設けるため、外交・安保、特に国防において、生まれ変わる必要があると強調した。
 李大統領は、ことしは外交や安保問題、国防で多くの変化を経て、新たなパラダイムに向かっていると述べ、「大変肯定的に考えている」と評価。韓国外交は慣例から脱却し、世界の舞台で相当の役割を担う位置にあると述べた。南北問題では、進展はないものの、進展に向けた基調作りは成功裏に進んでいるとの見解を示した。
 経済問題に関しては、危機はまだ完全に鎮まっていないが、危機から脱しようとしている瞬間だと言えると強調した。政府は非常経済体制を来年上半期まで維持し、その後、改めて評価を行うとした。
 現職大統領が国防研究院を訪問したのは、1974年の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)以来。14日に始まった大統領に対する来年度政府業務報告は、この日の外交・安保分野をもって終了した。
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