【ソウル30日聯合ニュース】ことしは商品収支とサービス収支の格差が過去最大を記録する見通しだ。商品収支が過去最大規模の黒字を確実にしているのに対し、サービス収支は依然、大幅赤字から脱せずにいるためで、すでに昨年と比べ約3倍の格差がついている。
 韓国銀行が30日に明らかにしたところによると、年初から11月までの累計で商品収支は黒字521億500万ドル(約4兆7905億円)で、従来の最大黒字記録(1988年、416億6500万ドル)を塗り替えた。一方、1999年から11年間赤字が続くサービス収支は、年初から11月までの累積赤字が144億400万ドルと集計され、過去4番目の大規模赤字となった。
 このため、商品収支とサービス収支の差額は665億900万ドルとなり、関連統計始まって以来の開きを記録した。昨年通年の格差(223億4100万ドル)の約3倍に当たる。年間格差は1998年に406億4100万ドルを記録した後、2001年に173億6000万ドルまで縮まったが、2007年には再び479億3600万ドルまで拡大した。
 韓国銀行関係者は、12月の収支がまだ反映されていないものの、ことしは過去最大の格差を記録することは確実視されると話す。2つの収支の格差を解消するのは、当面は難しいとの見方だ。
 サービス収支の赤字は、事業サービスと旅行サービスが主因。事業サービスの年間赤字規模は、2006年の71億7300万ドルから、昨年は142億7900万ドルまで拡大した。ことしも11月までの累積で138億5000万ドルの赤字を計上しており、通年では昨年と同水準の赤字になる見通しだ。旅行サービスは業務旅行が黒字だったものの、業務外旅行で大幅の赤字を計上。4月以来8か月連続の赤字となっている。

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