【ソウル29日聯合ニュース】サムスン電子の今年の営業利益が、連結ベース(海外子会社を含む)で11兆ウォン(約8600億円)を達成できるかに、注目が集まっている。
 関連業界が29日に明らかにしたところによると、先月以降にサムスン電子の業績見通しを発表した国内証券会社21社の予想値を集計したところ、営業利益は平均10兆7836億ウォンとなった。最大は11兆3820億ウォン、最小は10兆200億ウォンの予想で、11兆ウォン突破の可能性は小さくないといえる。こうした営業利益は、予想平均値基準では昨年(5兆7000億ウォン)の2倍にあたり、ことし世界経済に打撃を与えた景気低迷を考慮すると、立派な成果と評価される。
 また、連結ベースの売上高は、証券会社21社の平均予想値が133兆2171億ウォンで、昨年(118兆3800億ウォン)より15兆ウォン程度増えると推定されている。その場合、サムスン電子は国内企業では初めて「売上高100兆ウォン、営業利益10兆ウォン突破」という偉業を達成することになる。
 サムスン電子のことしの推定売上高を今月28日の為替相場基準で換算すると、1138億4000万ドルに達し、IT分野で世界2位(売上高基準)のヒューレット・パッカード(HP)を追い抜く可能性が大きい。
 一方、LG電子も過去最高だった昨年の業績を上回り、再び記録を更新するとみられる。11月以降に発表された国内証券会社18社の見通しによると、海外も含めた連結ベースで売上高予想値の平均は54兆9685億ウォン、営業利益は2兆5236億ウォンに達した。これは昨年の売上高(49兆3330億ウォン)と営業利益(2兆1331億ウォン)をともに上回る。
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