【ソウル28日聯合ニュース】省エネ効果がある韓国のグリーン製品が、世界市場で善戦している。
 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は28日、グリーン産業の動向を伝える「グリーン・レポート6号」で、主要11カ国で人気を博している韓国のグリーン製品を紹介した。
 まず、生ごみ処理機製造のルーフェンが、英国で大きな人気となっている。英国でも生ごみ処理が頭の痛い問題となっている点に目をつけ、ニッチ(すき間)市場を狙った結果だ。
 韓国の発光ダイオード(LED)関連企業は、各国地方自治体の攻略に注力し成果を上げている。STワイドは日本・東京のバス停留所ライトのLED事業に加わり、35万ドル(約3204万円)規模の照明機器を供給したほか、京畿道に本社を置く別の会社は、米テキサス州の街灯交換作業への参画を計画している。
 このほか、電気自動車メーカーのCT&Tは、近距離用の低速電気自動車で米国進出に成功した。
 優秀な技術力で海外市場を開拓した企業も目に留まる。インカソリューションが開発した省エネタイプのマルチタップは、昨年にスイス・ジュネーブで開催された国際発明品展で大賞を獲得、使用基準が厳格なスイス市場に進出した。慶東ナビエンは98.8%の熱効率を誇る瞬間湯沸かし器で米国に進出したほか、太陽電池モジュールを製造するSエナジーは価格競争力を掲げ、太陽光発電産業の宗主国ドイツをはじめ欧州で輸出成果を挙げた。
 また、現地化も成功をリードするひとつの要因になっていると分析された。
 KOTRA側は、世界市場は親環境・グリーン市場に再編されつつあるため、攻撃的に開拓し世界のグリーン市場を先占すべきだと助言している。
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