【ソウル23日聯合ニュース】STXグループが風力発電事業進出から6か月で、大規模プロジェクトを受注した。
 STXは23日、BCG(ビジネスコンサルティンググループ)、グリーン・エナジーなどが参加する風力発電団地開発企業連合と計22万キロワット規模の風力発電団地事業協約(MOU)を締結したと明らかにした。受注額は3億ユーロ(約392億円)に上る。
 同事業は、4万~12万キロワットとさまざまな規模の独立した風力発電団地を東欧地域に建設するもの。プロジェクトに参加するBCGなどが風況調査、環境影響評価、政府と欧州連合(EU)からの承認など総合コンサルティングを、STXが風力発電機の供給、設置、運営を担当する。
 MOUに基づき、STX系列の風力発電設備メーカー、STXウィンドパワーが2000キロワット級と1500キロワット級の最新ギアレス型風力発電設備140台を、来年から2013年にかけ、ポーランド、ルーマニア、ハンガリー、チェコ、ブルガリアなどに順次供給、設置する。
 一方、STXヨーロッパはノルウェーのアイランド・オフショア社から総額8億ノルウェー・クローネ(約125億円)のプラットフォーム補給船(PSV)2隻を受注した。船舶は全長93メートル、幅20メートル、4000DWT(載貨重量トン)で、ノルウェーで建造し2011年末~2012年初めに引き渡す予定。
 同社は今回の受注分を含め、ことしは合計10隻の船舶を受注した。今後もPSV分野で営業活動を強化する計画だ。
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