黄海地区通信ラインは南北の軍状況室間6キロメートル、東海地区通信ラインは同12キロメートルの区間をそれぞれ連結している。これまで銅ケーブルが用いられていたが、老朽化で交信に支障が生じた。
このため、韓国は10月末に北朝鮮側のケーブル改善工事に必要な光ケーブルなど関連資機材総額9億5000万ウォン(約7300万円)相当を支援。南北で今月1日から工事を始めた。
軍通信ラインは、南北間陸路通行と関連し、休戦協定に基づき双方の軍当局が出入境者リストを相互に通知・承認する際に利用する。ケーブルの老朽化で京義線・東海線道路を通じた南北間出入業務に支障が生じたため、南北は2007年末に韓国が北朝鮮側に各種装備を提供する前提で近代化に大枠合意したが、李明博(イ・ミョンバク)政権発足後に南北関係が悪化したため、履行が遅れていた。
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