LGの美少金融財団発足式のようす=21日、坡州(聯合ニュース)
LGの美少金融財団発足式のようす=21日、坡州(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】大企業と銀行が設立する「ミソ(美少)金融財団」が年内にすべて発足し、低所得層に無担保・低金利で事業資金を貸し付ける小額融資(マイクロクレジット)に弾みがつく見通しだ。すでに営業を始めた財団には、年4.5%以下の低金利融資を受けようと申請者が殺到している。
 金融委員会と美少金融中央財団が21日に明らかにしたところによると、サムスン、現代起亜自動車、SK、LG、ポスコ、ロッテの大企業6社と国民、新韓、ウリィ、ハナ、中小企業銀行の銀行5行が、各社・各行の名前を冠した美少金融財団の営業を年内に開始する。中央財団が設立する地域法人も、今月中に1~2か所が設立される予定だ。政府は来年5月までに全国に美少金融拠点20~30か所を設置し、これを段階的に200~300か所に拡大する計画だ。
 サムスン美少金融財団は京畿道・水原で16日から融資業務を開始。毎日約1000件の電話が殺到している。先週3日間の訪問客数は1140人で、このうち1035人が相談を受けた。こうした反応を受け、サムスン財団は相談員の増員を決めた。
 続いて営業を始めた他の財団も同様に、職員が対応しきれないほど問い合わせや相談申請が相次いでいるという。
 ただ、美少金融は一般の金融機関の利用が難しい、信用度の低い人に事業資金を貸し付ける事業で、信用等級が7~10級、保有財産が8500万ウォン(大都市は1億3500万ウォン)未満など、融資対象者にはさまざまな条件がある。
 そのため、訪れた人の中には融資資格や融資額などの条件に合わないケースも多い。中央財団関係者は、信用度が高く低金利融資を受けられない人、融資額が予想より少ないため申請しない起業希望者もいたと説明した。
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