開城での新型インフル治療薬受け渡しのようす(統一部)=18日、ソウル(聯合ニュース)
開城での新型インフル治療薬受け渡しのようす(統一部)=18日、ソウル(聯合ニュース)
【坡州18日聯合ニュース】北朝鮮に新型インフルエンザ治療薬を伝達した統一部の金永日(キム・ヨンイル)人道支援課長は18日、引き渡し当時の北朝鮮側のようすについて「韓国側の迅速な治療薬提供に、大変な感謝を示した」と伝えた。
 金課長を団長とする韓国側訪朝団は18日午前に北朝鮮・開城を訪れ、新型インフルエンザ治療薬タミフル40万人分とリレンザ10万人分を北朝鮮側に伝達。同日午後4時40分ごろ京畿道・坡州の都羅山南北出入事務所を通過し、韓国側に戻った。
 金課長によると、北朝鮮側は経験豊富な韓国から治療薬の支援を受けたことに謝意を示し、韓国側の状況を参考にすると述べたという。ただ、北朝鮮の新型インフル発生状況について、具体的に確認できたものはないとした。
 訪朝団は午前10時ごろ北朝鮮側の受取要員と会い、1時間30分ほどかけて北朝鮮側冷蔵車両11台に治療薬を積み込んだ。南北は支援物資の受け渡しを終えた後、昼食をともにし、受け渡し証を交換した。この場で北朝鮮側は、治療薬を市・道ごとに分配すると話したという。

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