会議で発言する権五俸財政政策局長(左)=18日、果川(聯合ニュース)
会議で発言する権五俸財政政策局長(左)=18日、果川(聯合ニュース)
【ソウル18日聯合ニュース】景気回復の流れを維持するため、来年は上半期に全財政の60%が早期執行される。企画財政部は18日、第18回予算執行特別点検団会議を開催し、こうした内容の財政執行方向を確定した。
 会議を主宰した権五俸(クォン・オボン)財政政策局長は、来年の韓国経済は年間5%前後の成長が予想されるが、経済の不確実性を管理し景気回復傾向を堅固なものとするため、上半期中に財政の6割前後を早期執行すると説明した。

 その上で、来年度予算案が国会を通過次第、即時に執行できるよう、事前に徹底した準備を整えてほしいと呼びかけた。特に、冬季の来年第1四半期中に雇用と庶民生活の安定支援に向けた予算執行に力を集中しなければならないと強調した。
 これを受け政府は、緊急入札制度、地方予算確保前の国庫資金執行など、早期執行の促進に向け施行してきた制度を来年も維持する方針だ。毎月2回の点検会議を通じ、財政早期執行の特別点検体系も引き続き運営する。
 一方、11月末現在の財政執行は、財政執行管理対象272兆8000億ウォン(約20兆7714億円)のうち250兆2000億ウォンで、91.7%の進度率となっている。
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