【ソウル18日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が、地球温暖化解決に向け「十匙一飯」(10人が1さじずつ持ち寄れば茶碗1杯の飯になる)精神を強調し、世界で注目を集めている。
 国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に出席するためデンマーク・コペンハーゲンを訪れている李大統領は韓国時間18日、米国のオンライン日刊紙「クリスチャン・サイエンス・モニター(CSM)」や、政治ブログ「ハッフィントン・ポスト」などへの寄稿文で、この精神を強調した。
 李大統領は、アジアには「10さじが茶碗1杯の飯になる」ということわざがあると紹介し、COP15に出席したすべての国がこの十匙一飯の努力を注ぎ、「わたしから」という姿勢を示せば、温室効果ガスの増加という重大な試練を克服できると述べた。
 これと関連し、温室効果ガス削減義務のない韓国が中期削減目標を率先して提示したのは、「わたしから十匙一飯する」との姿勢で気候変動問題に対応したものだと協調した。気候変動の解法を見つけるには、すべての国が今すぐできることから取り組みべきだと主張した。
 COP15に出席した韓国政府代表団関係者らは、李大統領のこうした主張は世界のインターネットユーザーから大きな反響を得ていると伝えた。ハッフィントン・ポストには、「本物のリーダーシップの知恵を聞けて非常にうれしい」「同意する」など、少なくない反応が書き込まれている。
 この李大統領の寄稿文は、これまでのように日刊紙に送付するのではなく、米通信社「グローバル・ビューポイント」を通じ、複数の海外メディアに掲載する形を取った。寄稿文の内容は、グーグルやツイッターなど有力サイトを通じ、急速に広まっていると、政府代表団関係者は説明している。
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