金炯オ国会議長(右)と習近平副主席(国会写真記者団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
金炯オ国会議長(右)と習近平副主席(国会写真記者団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル17日聯合ニュース】金炯オ(キム・ヒョンオ)国会議長は17日、訪韓中の習近平・中国国家副主席と会談し、北朝鮮の核放棄と6カ国協議復帰に向けた中国の積極的な役割を要請した。先の米朝対話で6カ国協議の可能性が開かれたと考えられるとし、韓国は北朝鮮の6カ国協議復帰と核放棄に引き続き努力すると強調しながら、このように述べた。国会代弁人室が伝えた。

 これに対し、習副主席は「中国は韓国との関係を大変重視しており、韓国を対外戦略の重要な位置に置いている」と明らかにした。韓国と北朝鮮が朝鮮半島問題の当事者として、対話を通じ和解協力を進めていくことを望むと述べた。韓中関係については、国際金融危機からの回復が現在の両国の重要課題だとしながら、両国貿易を拡大し金融・物流など新たな分野での協力を強化すべきだと主張した。韓中自由貿易協定(FTA)関連分野でも、拍車をかけ進めていく必要があるとの考えを示した。
 また金議長は、今回の習副主席の国会訪問が、韓中議会間交流のさらなる活性化につながるものと期待を示した。これに習副主席は、両国国会間には完ぺきな交流体制が整えられ、交流が盛んに行われていると評価。国会間交流を引き続き推進・維持することを希望すると答えた。
 このほか、金議長が自身の訪中時の中国側の歓待に感謝の意を示すと、習副主席は「厚い友情を感じることができた」と答えた。また、来年の上海国際博覧会、2012年の麗水国際博覧会が両国関係発展の契機になるものと期待を寄せた。
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