インタビューに答える程永華大使=15日、ソウル(聯合ニュース)
インタビューに答える程永華大使=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】程永華・駐韓中国大使は15日、中朝経済協力と国連安全保障理事会の対北朝鮮政策は別個の問題だとの認識を示した。
 ソウル・孝子洞の中国大使館で聯合ニュースのインタビューに応じた程大使は、北朝鮮は中国と古くから友好関係にある隣国で、両国間では正常な経済協力が成立していると説明し、国連の制裁内容と一緒に考えてはならないと強調した。
 また、中国は対北朝鮮制裁決議の導出に向けた討議の過程で、自国の立場をすべて明示してきたとしながら、国連加盟国、安保理常任理事会議長国として、国連決議を忠実に履行することに重大な責任感を感じていると述べた。
 6カ国協議については、多くの曲折を経てきたが共同声明のような成果も出していると評価。中国はことし数度にわたり北朝鮮と接触し中国側の立場を明らかにするなど、6カ国協議を再稼動できるよう努力していると説明した。北朝鮮核問題では年初から情勢面で複雑な要素が多く生じたが、北朝鮮を含む6カ国は、6カ国協議で問題を解決すべきだとの共同認識を持っていると強調した。先の米ボズワース特別代表の訪朝と関連国の歴訪などの外交的努力が、6カ国協議再稼動の一助となることを願っていると述べた。
 北朝鮮を核保有国として認定する問題に関しては、「認めてはならないというのが国際社会の共通認識だ」と言及した。
 習近平・国家副主席が16日から訪韓するが、この訪問は韓中間の戦略的協力パートナー関係を深め内実あるものとする上で、重要な意味を持っていると説明した。
 このほか程大使は、韓中両国は多くの共通認識を持っているとし、両国間政治・経済・文化などすべての分野での発展に対し楽観的だと強調した。

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