【ソウル15日聯合ニュース】米ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)が先の訪朝で姜錫柱(カン・ソクチュ)北朝鮮第1外務次官をはじめ北朝鮮当局者らに対し、ウラン濃縮プログラムに対する懸念を伝えていたことが分かった。
 魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長が15日に行われた政府・与党実務会議で、ボズワース特別代表と北朝鮮間で具体的な協議はなかったが、北朝鮮のウラン濃縮関連発表に対する懸念を伝えたと明らかにした。会議出席者が伝えた。
 北朝鮮は9月、国連安保理議長宛ての書簡で、ウラン濃縮プログラムは成功的に進められ最終段階に入ったと明らかにしている。
 魏本部長はまた、「ボズワース代表が(韓国に戻り行った)記者会見で、6カ国協議が再開されればこの事案(ウラン問題)が重要な議題になることは明白だとの考えを示した」とも伝えたという。
 これに関連しある政府筋は、北朝鮮側は米国の懸念表明に対し特別な反応を見せなかったと述べている。

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