【ソウル15日聯合ニュース】LG電子とデジタル衛星放送のスカイライフは15日、3次元(3D)テレビと3D放送分野での戦略的提携に関する了解覚書(MOU)を締結した。
 両社は今後▼3Dテレビ・放送関連の製品と技術の標準化▼3Dコンテンツの制作と海外市場への普及▼3Dテレビ・放送複合商品の販売――などで緊密に協力する。
 8月に初の3Dテレビ製品を発売し、本格的な市場開拓に乗り出したLG電子は、市場活性化の最大課題となるコンテンツ供給を活発化させるため、スカイライフと協力する道を選択した。
 両社は制作費を共同投資し、3Dコンテンツを独自に制作するのはもちろん、3D映画制作投資や海外の3D映画輸入・配給事業などを共同で進める計画だ。また、先ごろソウル・光化門広場で開催された国際スキー連盟(FIS)スノーボード・ワールドカップ(W杯)の「ビッグエア」のもようを世界初の3D放送用番組に制作し、来月初めに放送する。2010年バンクーバー冬季五輪をはじめとするスポーツ関連番組や教育用コンテンツも、3Dで制作していく予定だ。
 このほか、来年の本放送開始を目標に試験放送が進められているスカイライフの3D放送チャンネルを全国のLG電子代理店で放映し、LG電子の3Dテレビを設置したスカイライフ広報車両を利用した共同マーケティングも展開する。
 一方、LG電子は3Dテレビの販売台数を来年は40万台、2011年は340万台と見込んでいる。8月に発売した47型に続き、来年は42型、47型、55型、60型、72型など、製品群を大幅に増やす計画だ。

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