【ソウル13日聯合ニュース】統一部の洪良浩(ホン・ヤンホ)次官は12日、韓国政府が北朝鮮に新型インフルエンザ治療薬「タミフル」50万人分を支援すると決めたことについて、「緊急初動対応の水準」だとの見解を示した。
 城南市で同日、「最近の北朝鮮動向と望ましい統一政策方向」をテーマに開かれた討論会に出席し述べたもの。韓国では新型インフルエンザの拡散が弱まりつつあるが、北朝鮮では感染者が相次ぎ報告されているため、初動措置が遅れれば死亡者が急増すると判断し、このように決定したと説明した。
 ただ、人道主義的支援を除く対北朝鮮支援は、実用的かつ生産的なものに変えていくべきだと主張した。2000年代初めまでは数千億ウォンの支援が当然と考えられてきたが、今やその資金は国民の税金であり大切な財貨だという認識が拡大しただけに、慎重なアプローチが必要だとした。
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