【ソウル11日聯合ニュース】韓国と米国が、来年アフガニスタン・パルワン州に設置される予定の韓国地域復興支援チーム(PRT)の運営に関する協議を行う。
 外交通商部は11日、李容濬(イ・ヨンジュン)次官補が米ワシントンで、オバマ政権でパキスタン・アフガニスタン問題を担当するリチャード・ホルブルック特別代表やミシェル・フロノイ国防次官、国家安全保障会議(NSC)のジェフリー・ベーダーアジア上級部長らと会合すると明らかにした。デレク・ミッチェル筆頭国防次官補代理をはじめ、国防総省および米国国際開発庁(USAID)実務責任者らとの懇談会なども行う。
 米国側との会合では、韓国PRT設置関連事項の協議と併せ、パルワン州で進められている米国の大型再建事業の推進方向についても具体的な協議が行われる見通しだ。
 米国はこれまで毎年数千万ドルの予算を投じ、パルワン州で各種建設・工事を行い、事実上のPRTを運営してきたとされる。しかし、韓国のPRTが事業を引き継ぐことができない上、1つの州で1カ国だけが主導国としてPRTを運営できるとする北大西洋条約機構(NATO)の方針から、これら再建事業の処理が韓米間の協議事項となっている。
 一方、李次官補は財務省のスチュアート・レビー次官(テロ・金融情報担当)とも会合すると伝えられた。米国の対北朝鮮制裁措置の動向が話し合われる見通しだ。

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