【ソウル11日聯合ニュース】企画財政部の許京旭(ホ・ギョンウク)第1次官は11日、来年度経済見通しについて「少なくとも来年上半期まではリスク要因がかなり多いのではないか」との考えを明らかにし、出口戦略慎重論を示した。
 聯合ニュースの電話取材と放送出演で述べたもの。民間が主導する経済成長が確実に根を下ろす必要があるが、来年上半期までは難しいだろうと見通した。
 また、前日に韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁が「ドアの方に少しずつ移動しなければならない」と、利上げの必要性に言及したことに関連し、重病患者の回復過程を例に挙げながら、慎重な立場を示した。
 出口戦略は「ドアを開けるとそこは外、というものではなく、患者の回復と同じ」だとし、集中治療室から出たばかりで外に出て走れるというものではなく、ある程度回復したところで一般病室に移り、体力も回復した上でドアを開けるべきではないかと述べた。拡張的マクロ政策をある程度維持しながら、ミクロ政策も徐々になくしていくべきで、李総裁もそうした趣旨で述べたのではないかと説明した。

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