韓国学は、韓国の伝統文化や歴史などを研究する学問で、国語国文、国史、国楽、民俗、韓国美術、韓国哲学などが含まれる。現在、海外の大学に開設されている関連講座は2000余り、国際的に活動する韓国学会も30余りに達するが、中国学や日本学などに比べると、教員数や研究費などが大幅に不足しているとの説明だ。
教育科学技術部は、こうした現実を改善するため、海外韓国学研究に集中し支援するという計画をまとめた。まず、来年に10人前後の研究者で構成する「韓国学世界化ラボ」5か所をパイロット運営する。これを経て、向こう10年間で27カ国に50のラボを設置・運営する計画だ。
2006年から進められてきた海外韓国学中核大学事業は規模を拡大し、支援大学数をことしの海外14校から、来年は17校、2016年には50校まで増やす。また、韓国学が弱い地域の大学支援を強化する。試験的に来年、ケニア・ナイロビ大学と共同研究を進めるほか、デンマークなど東欧・北欧の5カ国が共同運営するノルディック・アジア研究所の韓国学研究も支援する。
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