龍谷大学での展示のようす=10日、大阪(聯合ニュース)
龍谷大学での展示のようす=10日、大阪(聯合ニュース)
【大阪10日聯合ニュース】韓国、北朝鮮、日本、在日同胞の子どもの絵を展示する「南北コリアと日本のともだち展」が、日本の大学で巡回展示されている。地域大学生が中心となり開催しているもので、10月末から今月19日にかけ、同志社大学、京都大学、立命館大学、龍谷大学など関西の大学を巡回する。
 展示作品は約80点。主に子どもたちが夢見る未来の姿を描いたものだが、自己紹介から家族や友だち紹介までさまざまなテーマを取り上げている。また、「平壌で一緒にブランコに乗って遊ぼう」(平壌の小学4年生)、「あなたたちとぜひ会ってみたい」(ソウルの小学5年生)などといった短いメッセージも添えられている。

 展示会は2001年にスタートして以来、毎年日本全国をめぐり開催されている。韓国のソウルと北朝鮮の平壌でも1回ずつ行われた。韓国、北朝鮮、日本と別々の国籍の児童らが友好を願い、展示会を行っており、意味が大きいと主催側は説明する。

 実行委員を務める在日同胞のリ・グァンスンさん(立命館大)は、「絵画を通じてお互いに対する偏見と誤解をなくすため、展示会を企画した」と説明した。

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