ボズワース代表はその席で、「米朝が6カ国協議プロセス再開の必要性に対し、共通理解に達した」と伝えた。北朝鮮は協議プロセスの重要性に同調し、2005年の6カ国協議共同声明の履行を続けるべきとの点にも同意したという。ただ、北朝鮮がいつ、いかなる方法で6カ国協議に復帰するかについてはさらに見守らねばならないと述べ、これに関して当事者間の追加協議が必要だと指摘した。
北朝鮮の共同声明履行と関連しては、「声明の重要性についてある程度共通の理解に達した。声明でわれわれが履行していた作業を早期に再開することが希望だ」と強調した。
また、北朝鮮が平和協定の締結を主張していることに対しては、6カ国協議当事国はいつかは朝鮮半島の休戦協定を平和協定に変えるべきだと認識しており、協議が再開されれば非核化議論に推進力が生じ、朝鮮半島平和体制を話し合う準備が整うだろうと言葉に力を込めた。
続けて、「北朝鮮側に共同声明のあらゆる要素の完全履行を確認し、(米国の)意志を確かめた」と説明。あらゆる要素とは非核化、平和体制、6カ国協議当事国の関係正常化と経済支援を含んでいるとした。
ボズワース代表は、金正日(キム・ジョンイル)総書記との面会は要請せず、会っていないと伝えたほか、オバマ大統領の親書を持参したかどうかについては、「わたし自身がメッセージだ」と説明した。
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