【ソウル10日聯合ニュース】アフガニスタンの武装勢力・タリバンが同国に地域復興支援チーム(PRT)保護兵力を派遣する韓国政府に対し、先ごろ警告声明を発表したことを受け、政府が安全策を強化する方針を示した。
 外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)報道官は10日の定例会見で、警告は十分に予測していたことで、PRT安全対策を強化しながら措置を取っていくと説明、タリバンが威嚇する可能性のある地域には注意措置を取るよう各在外公館に指示済みだと伝えた。
 また、現地在住の韓国人には個別に接触し安全措置を取っているほか、企業にも数回の安全会議を通じて必要な措置を取っており、特に規模の大きい企業では独自警備を強化させていると付け加えた。
 国防部は11日、PRT要員を警護する国軍部隊の派兵同意案を国会に提出する予定だ。同意案は、最初の派遣兵力を320人前後とするが、現地状況に応じて350人以内で増員できるようにした。最初の派遣期間は来年7月1日から2012年12月31日まで。
 国防部は国会で同意案が処理されれば、来年初めに約140人(警察40人を含む)規模でPRTおよび部隊の駐留地工事を始め、同年7月から任務をスタートする計画だ。

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