第4四半期の経済状況と関連しては、第3四半期まで集中していた財政支出が10月以降には大きく減り、第4四半期の経済悪化を懸念する声もあったが、ここ2か月の動きをみると着実に成長が続いていると述べた。
続けて、来年には先進国もことしより状況が改善し、特に中国や東南アジア諸国などの来年度経済見通しは相当に悪くないと説明。そうした点で、韓国の輸出も来年には着実に増えることが期待され、消費や一部分野の投資も改善するとし、「来年の経済見通しも比較的明るい」と診断した。
韓国銀行が定める基準金利は、昨年10月から毎月引き下げられ、ことし2月に2.00%となって以来、10か月据え置かれている。李総裁は、不安要素を無視することはできないため、ことしは相当に低い金利を維持し、12月も凍結を決めたものの、今後は毎月景気や物価を考慮し利上げのタイミングに頭を悩ませねばならないだろうと述べた。基準金利を突然引き上げる可能性を示唆したものとみられる。
物価状況と関連しては、おおむね安定しており来年も物価目標に無理のない動きをみせるだろうと指摘した。物価上昇率は2.5%から3%に緩やかに上昇するだろうが、来年までは3%を超える大幅な物価上昇はないものと予測した。
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