【ソウル9日聯合ニュース】国内だけで年間6億個以上が使用されている一次電池をリサイクルし、金属を採取できるグリーン・リサイクル工程が開発された。
 教育科学部と環境部によると、韓国地質資源研究院と民間企業のエコニクスは共同研究を通じ、混合廃電池のリサイクル工程と製品化システムを開発、近く本格的な稼動に入る。
 これにより、年間1500トンの使用済み電池をリサイクル、処理できるようになり、大半を輸入に依存してきた硫酸マンガン亜鉛や亜鉛金属を回収すると同時に、使用済み電池内部の鉛、カドミウム、水銀、ヒ素、クロムなどの重金属汚染物質を完ぺきに取り除けるようになった。
 工程は、亜鉛、亜鉛とマンガン、マンガン・亜鉛混合物、二酸化マンガンなどで構成された使用済み電池を処理システムに投入すれば、物理的前処理、湿式浸出と熱噴霧法、電解採取法などの工程を経て、亜鉛塊や亜鉛の粉末、二酸化マンガン、硫酸マンガン亜鉛、電池製造用原料などを採取できるというもの。
 国内で発生する使用済み電池の9割以上を占めるマンガン、アルカリマンガン電池は昨年からリサイクルの義務対象に指定され、回収率は毎年上がっているものの、リサイクル処理技術が不足し大半は埋め立て・焼却処分されている。

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