【ソウル9日聯合ニュース】陳棟洙(チン・ドンス)金融委員長は9日、ソウル市内で開かれた駐韓米国商工会議所(AMCHAM)の懇談会に出席し、グローバル金融改革に向けた国際社会の努力に積極協力し、国際基準の忠実な履行に万全を期すとの考えを示した。
 金融政策では金融市場の安定を最優先目標とするが、韓国金融の未来についても準備していくと述べた。国際的議論と危機の過程で提起された国内金融の問題点に対する診断を土台に、現実に合った金融規制を作っていくとした。
 金融産業の先進化に向けた中長期発展戦略に関しては、実体支援という金融本然の機能を向上させ、金融を成長エンジン産業として育成していくと述べた。対外的には、金融の国際化を通じ、アジアの金融リーダーに跳躍できるよう努力すると強調した。
 このほか、AMCHAMに対し韓米自由貿易協定(FTA)批准における役割を求め、「韓国金融市場の発展に向け、米国など外国の金融会社の積極的な役割と投資拡大を期待している」と述べた。
 国内経済状況に関しては「実体経済の面で対内外不安要因がともに存在していることを考慮し、当面は通貨・財政緩和基調を維持する必要がある」との見方を示した。

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