アフガン派兵同意案に関する発表を行っているチャン・グァンイル国防政策室長=8日、ソウル(聯合ニュース)
アフガン派兵同意案に関する発表を行っているチャン・グァンイル国防政策室長=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】政府は8日、李明博(イ・ミョンバク)大統領主宰の閣議を開催し、アフガニスタンに320人前後の兵力を派遣する内容の「国軍部隊のアフガニスタン派遣同意案」を議決し、発表した。
 政府は今週中に派遣同意案を国会に提出する。同意案が国会で処理されれば、来年初めに地域復興支援チーム(PRT)駐留地の工事を始める計画だ。
 派兵される韓国軍は、保護兵力約310人(特殊戦司令部)と大使館警備兵力約10人(海兵隊)など320人前後で、治安が悪化した際に30人余りを追加派兵できるよう、国会の同意は350人以内で受ける方針だ。民間人約100人と警察約40人で構成されたPRTと兵力は、治安状態が比較的安定しているアフガン・パルワン州に駐留する予定だ。
 派兵部隊は大領(大佐級)を団長に、指揮部や本部、警護・警備隊、航空支援隊、作戦支援隊、大使館警備班(海兵)などで編成され、部隊指揮権は韓国の合同参謀本部が行使する。主要任務は、PRT駐留地の警戒、PRT要員の外部活動時の護送・警戒、駐留地と任務地域一帯でPRT活動を保障するための偵察活動など。
 最初の派遣期間は来年7月1日から2012年12月31日までで、兵力は6か月ごとに現地で交代する。これについて国防部は、PRTの任務はその特性上、2~3年後に成果を達成できるため、PRTに対する安定的・持続的警戒支援のため、派兵は2~3年単位が適切だと説明した。特に、アフガニスタンの武装勢力・タリバンが韓国の1年単位の派兵を悪用する可能性があるため、派兵期間を2年以上にすることが有利だと強調した。
 また、韓国軍の任務はPRTの保護で、PRTの任務は2012年以降も継続するとの見通しを明らかにし、2010年以降もアフガンに駐留することを強く示唆したため、今後、波紋が広がることも予想される。

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