会合では、米朝対話で予想される北朝鮮の対応をめぐり、さまざまなシナリオを点検し、6カ国協議再開案や韓米をはじめとする6カ国協議参加国間の共助案について重点的な協議が行われた。
政府高官は「きょうの会合は両国が進めてきた調整を最終的に点検する場」だとし、米朝対話の議題は北朝鮮の6カ国協議復帰と6カ国協議共同声明(2005年)の履行になると強調した。
魏本部長は、ボズワース代表が韓国訪問後に訪朝することは韓米が緊密に協力していることを示すシグナルだと述べた。これに対し、ボズワース代表は「訪朝前に韓国を訪れたのは偶然ではない」と答え、北朝鮮核問題における韓米協調を改めて確認した。
双方は特に、北朝鮮が6カ国協議への復帰条件として、平和協定締結の先決と米朝関係正常化問題を提起する可能性が高いと予想し、これについては6カ国協議共同声明(2005年)に基づき、同協議とは別途のフォーラムで論議するとの立場を再確認した。
北朝鮮が6カ国協議に復帰した場合は、後戻りできない非核化措置に乗り出すことを前提に、包括的アプローチ、または一括妥結案について論議できるとの立場も確認した。また、今回の米朝対話が6カ国協議への復帰を促すために、1回限りで行われる点に共感を示しながらも、後続対話開催の可能性についても意見を交わしたという。
ボズワース代表は8日午前に京畿道・烏山の米空軍基地から、特別専用機で平壌入りし、3日間滞在する予定だ。米代表団は、ボズワース代表のほか、ソン・キム6カ国協議米首席代表ら5人で構成されている。
ボズワース代表は訪朝中に、姜錫柱(カン・ソクチュ)北朝鮮第1外務次官らと米朝対話を行う可能性は高いが、金正日(キム・ジョンイル)総書記との面談はまだ不透明だと伝えられた。10日に再び韓国に戻り、訪朝結果を説明する予定だ。中国、日本、ロシアを訪問後、15日に帰国する。
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