この関係者は7日、「忠清道の民心や反対世論などを考慮すると、もう少し時間が必要なため、来年1月10日を前後し修正案を確定するものと承知している」と答えた。
これは、国会の予算案処理や実効性ある代案づくりなどのために、修正案発表を来年1月初めに遅らせてほしいという与党ハンナラ党の要求を、青瓦台(大統領府)と政府が受け入れたことになる。李明博(イ・ミョンバク)大統領も前日、デンマーク・コペンハーゲンで開催の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)出席を決める際、修正案発表時期の延期を示唆している。
時間的な余裕が多少生まれたことから、政府・与党・青瓦台は国民との接触を拡大し、原案修正にできる限り友好的な世論をつくり出す計画だ。李大統領は、7日に地方自治体と民営放送局の編集・報道局長を青瓦台に招き懇談し、8日にはハンナラ党の市・道党委員長らと会合するなど、世宗市修正に向けた世論拡大に直接乗り出す。
一方で政府は、世宗市に「国際科学ビジネスベルト」を誘致し、研究・開発(R&D)・教育の拠点に特化すると同時に、企業都市の性格を併せ持たせるという原則を立て、最適な代案をまとめる考えだ。
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