【ソウル4日聯合ニュース】韓国国際交流財団と日本国際交流センターが7~8日、ソウルで第17回韓日フォーラムを開催する。
 7日の第1セッション「韓日両国の政治・社会変化と両国関係」では、中央大学のチャン・フン教授が「李明博(イ・ミョンバク)政権2年の課題と韓日関係」、日本側出席者(未定)が「日本の政治変動と日韓関係」についてそれぞれ発表する。続く昼食会では、統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官が南北関係に関する演説を行う。

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 第2セッション「北朝鮮のミサイル・核問題に対する韓日米の対応と協力」では、韓日文化交流基金の李相禹(イ・サンウ)理事長が「北後継者問題と韓日中の役割」、慶應義塾大学の小此木政夫教授が「韓米・日米関係とアジア・太平洋安保の現状と見通し」をテーマに発表する。

 8日の第3セッション「グローバル経済危機と韓日協力」では、韓国開発研究院(KDI)の玄オ錫(ヒョン・オソク)院長が「韓日自由貿易協定(FTA)の現況と推進の可能性」、日本総合研究所の門脇英晴・特別顧問が「中国の浮上と東アジア協力関係の見通し」について演説する。

 第4セッション「新たな韓日関係の課題」では、国立気象研究所のクォン・ウォンテ気候研究課長、ソウル大学の朴チョル熙(パク・チョルヒ)教授、防衛大学校の五百旗頭真校長らが未来に向けた韓日協力などに関する発表を行う。

 フォーラムには、韓国側からハンナラ党や民主党の議員、全国経済人連合会(全経連)の趙錫来(チョ・ソクレ)会長(暁星グループ会長)ら28人が出席する。日本側からは、福山哲郎・外務副大臣、元防衛大臣の林芳正・参議院議員(自民党)ら24人が出席する。

 韓日フォーラムは1993年の両首脳の合意に基づき始まった。韓日国交正常化30周年に当たる1995年の第3回フォーラムでは「済州道声明」を発表、2002年のワールドカップ共催、韓日歴史共同研究委員会の設置、青少年の交流などを建議し、両政府により採択された。

 1997年の第5回フォーラムでは1~5回を総決算する「ソウル声明」を採択し、青少年交流と留学生制度の拡大、地方・非政府組織(NGO)同士の交流、入国ビザの簡素化、芸術文化市場の開放などを両政府に建議した。

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