【ソウル4日聯合ニュース】韓国自動車工業協会が4日に明らかにしたところによると、先月の国内自動車販売台数は13万7236台で、前年同月比83.6%の大幅増を記録した。政府の老朽車買い替え税制支援が年末に終了するのを前に駆け込み需要が殺到した上、相次ぐ新車発売や景気回復への期待感拡大などで自動車購入が急激に増えたと分析された。政府支援の恩恵を得た新車購入者の割合は29.8%だった。
 車級別の前年同月比販売増加率は、中型車が141.9%、小型車が124.0%、スポーツ用多目的車(SUV)が103.9%、大型車が61.7%、軽自動車が40.4%、ミニバンが38.2%。
 モデル別の国内販売順位は、現代自動車の新型「YFソナタ」が2か月連続1位を獲得。同社の「アバンテ」、起亜自動車「ニューモーニング」、現代自「ツーソンiX」と続いた。
 一方、先月の輸出台数は、前年同月比9.1%減の22万6768台と集計された。アジア・太平洋と中南米地域の新興国で販売が回復の流れに乗っているものの、米国や東欧市場では依然、需要の低迷が続いている。
 輸出額は40億6000万ドル(約3575億円)で前年同月より0.1%少なかったが、全輸出品目1位の座は維持した。完成車輸出額が27億7000万ドルで13.7%減少した半面、自動車部品は12億9000万ドルで50.7%増え、全体的な輸出額の増加をけん引した。
 海外で最も多く売れたモデルは起亜自「フォルテ」で、現代自「ベルナ(アクセント)」、「アバンテ」、GM大宇「ラセッティ(シボレー・オプトラ)」、起亜自「プライド」と続いた。
 輸出は減ったものの、内需の大幅増加で、先月の生産台数は増勢に転じた。36万3249台で、前年同月比10.6%の増加を記録した。ただ、先月までの累計生産台数は314万2295台で、前年より12.0%少なかった。
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