【ソウル2日聯合ニュース】ポスコは2日、インドネシア・ジャカルタで、同国の国営製鉄会社・クラカタウスチールと一貫製鉄所の合弁建設に関する合意覚書(MOA)を締結したと明らかにした。
 製鉄所は、ジャワ島北西部のチレゴンに段階別に年産600万トン規模で建設される。粗鋼年産300万トンを目標とする第1期工事は2011年下半期に着工し、2013年末に完工する計画だ。
 プロジェクトは、投資企業がインフラや生産設備などを一から作る「グリーンフィールド投資」ではなく、現地合弁会社が有する港湾や用地、用水、電力などを最大限活用できる「に当たり、初期投資費用が少なく、早期に正常操業に入れる見通しだ。
 ポスコの鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)会長は締結式で、両社には40年余りの操業ノウハウがあり、合弁事業の成功を確信しているとし、今後はインドネシアでインフラ、エネルギーなどさまざまな分野で多様な協力案を模索していくと述べた。
 ポスコは今回の製鉄所建設により、年間3000万トン以上の鉄鋼製品を輸入する東南アジア市場を先占できるものと期待を寄せている。同社はベトナムやインドなどでも製鉄所の建設を推進している。
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