地域発展委会議のもよう=2日、大邱(聯合ニュース)
地域発展委会議のもよう=2日、大邱(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】地域均衡発展と広域経済圏同士の連係、国境を越えた開発協力を目指し、国土を南海岸、東海岸、西海岸、南北接境地域の4エリアに分けて開発する「超広域圏4大ベルト」の基本構想が確定した。大統領直属機関の地域発展委員会は2日の会議で、こうした計画を李明博(イ・ミョンバク)大統領に報告した。
 基本構想によると、「南海岸サンベルト」と命名された南海岸一帯は、造船や石油化学産業、航空・港湾物流分野の中心地として開発し、北東アジア地域の「経済ハブ」に育てる計画だ。また、海岸や島、湿地などの自然を生かし、地中海に次ぐ海洋リゾートも造成する。
 東海岸地域は、エネルギーと未来産業を集中的に育成するグリーン成長前進基地であると同時に、観光の中心地ともなる「東海岸エネルギー・観光ベルト(ブルーベルト)」として開発する。
 西海岸は「西海岸新産業ベルト(ゴールドベルト)」として、北東アジアの国際ビジネス拠点、超一流先端産業の集結地にする計画だ。
 南北が接する地域は、交流事業や生態環境産業が中心となる「平和エコベルト(南北交流接境ベルト)」として造成される。
 地域発展委員会は、来年上半期中に基本構想を具体化した各ベルトの総合計画を策定するとともに、4大ベルトの開発効果を内陸に広げ、成長潜在力を極大化するための内陸ベルト基本構想を来年第1四半期中に確定する。
 あわせて、長期課題としてロシア、日本、中国などとつながる鉄道や海底トンネル、列車フェリーの設置を進めるほか、国内での「ロ」字型高速化鉄道網の建設、島々をつなぐ水上飛行場・軽飛行場の建設なども検討する。
 政府は超広域経済圏同士の連係・協力事業を支援するため、来年までに90億ウォン(約6億7631万円)を投じる方針だ。

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