【ソウル30日聯合ニュース】統計庁が30日に発表した10月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月比0.2%増加した。
 前年同月比の鉱工業生産は、7月に9か月ぶりにプラスに転じて以来、4か月間、増勢を維持している。同数値は昨年10月のマイナス1.9%から、11月がマイナス13.8%、12月がマイナス18.7%、ことし1月がマイナス25.5%、2月がマイナス10.0%、3月がマイナス10.5%、4月がマイナス8.2%、5月がマイナス9.0%、6月がマイナス1.2%、7月が0.7%、8月が1.2%、9月が11.0%と推移している。
 一方、前月比では3.8%減少した。プラスに転じてから1か月で再度のマイナス。前月比鉱工業生産は、昨年12月がマイナス9.6%、ことし1月に1.7%になってから6か月間プラスを維持した後、8月にマイナス1.3%に転じ、9月に5.4%を記録していた。
 前月比数値を業種別にみると、衣服および皮革(2.6%)、コンピューター(3.5%)などが増加したが、自動車(マイナス9.6%)、その他運送装備(マイナス13.2%)、映像音響通信(マイナス6.9%)は減少した。前年同月比では、半導体および部品(32.7%)、化学製品(5.6%)が増加した半面、自動車(マイナス12.8%)、映像音響通信(マイナス15.5%)、金属加工(マイナス12.6%)などは減少幅が大きかった。
 生産者製品出荷は、前月比で3.1%、前年同月比で0.6%、それぞれ減少した。
 10月の在庫は前月より0.6%増えたが、前年同月比では1次金属(21.9%減)、化学製品(27.4%減)、自動車(27.0%減)などが20%以上の減少を示し、16.4%減となった。製造業の在庫率指数は95.8と、3.5ポイント上昇した。
 10月の製造業生産能力指数は、半導体および部品、機械装備などを中心に、前年同月比で3.4%増加。製造業稼働率指数は、自動車、半導体および部品などを中心に前月比3.7%、前年同月比で4.5%、それぞれ減少した。製造業平均稼働率も77.3%と、前月より3.0ポイント下落した。
 サービス業生産は、前月より1.4%落ち込んだが、前年同月比では1.5%増えている。前月比を業種別で見ると、協会・修理およびその他個人サービスが5.1%増、卸売・小売業が1.9%増。芸術・スポーツおよび余暇関連サービスは12.4%減、金融および保険は4.9%減など。
 消費財販売額指数は、前月より2.9%増加した。前年同月比でも9.8%の増加。車両燃料、飲食料品など非耐久財と、乗用車、家電製品など耐久財の好調がけん引した。
 10月の設備投資は、航空機や乗合車など運送装備投資の減少で前月比5.8%減少したが、前年同月比では機械類および運送装備投資のいずれも増加し、0.3%増加した。
 先行指標の国内機械受注は、公共部門が減少したものの民間部門が好調で、前年同月比3.0%の増加となった。建設工事完成工事高は、民間部門建築工事の不振で前月比4.3%、前年同月比6.5%、それぞれ減少。建設受注は公共部門の土木工事と民間部門の建築工事発注増で、前年同月比27.2%増加した。
 現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は96.9で前月と変わらず、7か月連続の上昇にブレーキをかけた。今後の景気を予告する先行指数の前年同月比は前月より1.1ポイント上がり、10か月連続の上昇となった。

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