コレールが30日に明らかにしたところによると、スト開始後に投入した代替人員は5600人余りで、このうち1200人ほどが退職した運転士や軍兵力、鉄道大学生など、外部者となっている。スト中でも首都圏電鉄や通勤列車などを通常通り運行できるのは、こうした外部者が必須維持人員とともに集中的に運転に配置されているためだ。
しかし、相当期間現場を離れていたり経験不足だったりと、当然、業務能力は現職従事者より低い。このため、列車が遅延や列車の停止位置のずれなど、大小の事故が発生している。国鉄1号線九老駅では27日に、線路分岐器が故障し列車運行が40分から1時間遅れたが、これも運転士の未熟な技術が原因の事故だった。
労組側は「代替人員は経験の浅い者や高齢者がおり、万一の事故への対処能力が劣り、業務不注意による事故も懸念される。公社側は列車運行率を高めることに執着し、適当な人員を投入している」と批判した。これに対し、コレール関係者は「時間が経てば慣れる。スト初期には致し方ない」と話している。
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