【ソウル29日聯合ニュース】政府と与党ハンナラ党が、女性部を「女性青少年家族部」に拡大する方策を推進することで意見をまとめた。27日の政府・与党会議に出席した議員への電話取材で分かった。会議には政策調整委員長や女性国会議員、女性部長官らが出席した。
 この議員は29日、「女性部の業務は青少年の育成とも密接した関係があるため、ひとつの官庁で扱うのが正しい。女性と保育の重要性が次第に拡大する傾向にあり、女性部を拡大改編することにした」と明らかにした。現在、女性部を女性家族部に拡大改編する内容の政府組織法改正案が国会行政安全委員会に上がっているが、政府・与党はそれを青少年関連業務まで拡大する方針だ。
 これは、保健福祉家族部には新型インフルエンザのような伝染病管理や少子高齢化対策を担わせ、同部が担当する家族と施設外児童保育、また青少年・多文化家族などの機能を女性部に移し、女性部が総合して家族、児童・青少年保育問題に積極的に取り組むようにさせることが趣旨となる。
 政府・与党は、こうした政府組織法改正案を今回の通常国会で処理し、来年から施行したい考えだ。しかし、政府組織法改正とともに機能が縮小された女性部が、2年足らずで再び拡大することに対する批判世論も少なくないと予想される。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0