【ソウル27日聯合ニュース】政府が南太平洋フィジーの北部の島バヌアレブのラバサにある総合病院に救急センターを寄贈した。
 韓国国際協力団(KOICA)が27日に明らかにしたところによると、韓国政府は2006年10月にフィジー保健省の要請を受け、昨年2月の政府間合意を経て、総額132万5000ドル(1億1400万円)を投じ救急医療および地域社会の保健事業を進めてきた。
 同事業がこのほど完了し、病院は900平方メートルに増築、15万ドル相当の最新医療機器を備えた放射線室や救急手術室などを置く事故応急センターが新築された。韓国での招請研修やワークショップ開催を通じ、医療・技術スタッフの教育も実施した。
 現地で24日に開院式が行われ、フィジー保健相は「韓国政府とKOICAの支援で最新医療機器を持つ救急センターが設立された」とあいさつ。向上された医療サービスは、ラバサだけではなく北部地域住民全体に大きな恵沢をもたらすだろうと期待を示した。
 全南鎮(チョン・ナムジン)駐フィジー韓国大使は祝辞で、1970年の修交以来、両国が強い友好関係を維持してきたことをうれしく思うとしながら、2006年の病院建築事業やKOICA団員による医療ボランティア活動に触れ、「韓国の支援でフィジーの住民が最上のサービスを受け、長く健康で幸せに暮らせることを願う」と述べた。
 開院式には、韓国大使館やKOICA、フィジー政府、病院関係者らが多数出席した。

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