【ソウル27日聯合ニュース】先月1日に東海(日本名:日本海)を越え韓国側に越境した北朝鮮住民11人が、政府合同調査を終え、今月24日に脱北者定着教育機関のハナ院に入所した。統一部当局者が27日に明らかにした。脱北したのは2家族11人(男性5人、女性6人)で健康状態は良好、現在、3か月課程の韓国定着教育を受けている。
 この当局者によると、11人は生活苦、北朝鮮体制に対する不満、韓国の発展に対するあこがれなどから脱北したと話したという。
 この11人は、9月27日に3トン規模の小型漁船で咸鏡北道・金策港を出港し、250キロメートル余り離れた公海まで出た。10月1日に注文津港に到着し、帰順の意向を示していた。
 これに対し北朝鮮側は先月数度にわたり、朝鮮赤十字会中央委員会と東海地区軍事実務責任者名義で、この住民らの北朝鮮送還を要求している。

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