【パリ25日聯合ニュース】韓国が経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)の24番目の加盟国になった。
 OECDは仏パリで25日にDAC特別会議を開き、韓国の援助政策に対する事務局の現地調査報告を受け、加盟国と韓国代表団の質疑応答、加盟国間の非公開討論を経て、韓国のDAC加盟を議決した。韓国政府は金仲秀(キム・ジュンス)OECD大使名義の受諾書簡をグリアOECD事務総長に伝達し、加盟手続きを終えた。
 韓国は1961年のOECD発足後、援助を受ける側から援助供与国に変わった初のケースとなる。1996年のOECD加盟から13年目にして「援助先進国クラブ」であるDACへの加盟を果たし、国家ブランドイメージと国の品格も一段と高まるものと期待される。
 韓国は今後、DACが採択した勧告を履行し援助政策に反映させるとともに、国際競争入札制度を導入し、対外援助の履行実績と現況に関する報告書を毎年提出することになる。
 韓国政府は昨年、約8億ドル(約698億円)を政府開発援助(ODA)として提供した。経済規模と国の位置付けに比べ貢献度が低い状況を考慮し、国連のミレニアム開発目標(MDGs)が終了する2015年までに、ODAを現規模の3倍以上に当たる約30億ドルに拡大する計画だ。
 DACには現在、OECD30加盟国のうち22カ国と、欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会が加盟している。

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