【ソウル25日聯合ニュース】韓国人の疾病原因を究明する研究事業が本格的に進められる。
 疾病管理本部は25日、特定の疾病発生にかかわる遺伝子やその他の疾病原因を分析する「韓国人遺伝体疫学コーホート調査事業(KoGes)」戦略企画団を構成すると明らかにした。
 この事業は、韓国人30万人を集めて生活習慣や健康状態のデータを収集した後、長期の追跡を通じ特定の疾病にかかった人とかかっていない人を比較し、遺伝子など疾病の原因を究明するというもの。2001年の開始からことし9月までに17万人のデータが集まっており、2012年までに30万人のデータ収集を終える計画だ。その後、追跡観察期間を経て疾病原因の分析を進める。
 今回構成される戦略企画団には内外の専門家62人が参加し、事業企画やデータの分析法設計など、事業の中長期計画を策定する。疾病管理本部は、この調査事業が韓国人に適した診断基準や健康指標の再設定、個別の疾患可能性予測、慢性疾患の早期診断に向けた生体指標の発掘に大きく寄与するものと期待を寄せている。

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