帰化証書を受け取る日本国籍の女性=24日、ソウル(聯合ニュース)
帰化証書を受け取る日本国籍の女性=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】法務部は24日、日本国籍の85歳の女性など6カ国出身の26人に対し、帰化証書を授与した。
 法務部によると、この85歳の女性は日本植民地時代に黄海道で生まれ、師範学校を卒業後、教師として務めていた学校で同僚だった韓国人男性とめぐり合った。夫はすでに別の女性と結婚した状態だったが、日本人女性はその事実を知らないまま結婚した。そのため、3男2女をもうけながらも法律上は配偶者として認められず、韓国国籍を取ることもできなかった。夫は1975年に死亡、女性は財産も相続できず、塾講師などをしながら子どもを育て上げた。女性は80歳を過ぎて帰化を決心し、ついにこの日、帰化証書を手にし、法的にも「韓国人」となった。
 また、国内で通訳・翻訳サービス会社を運営する日本人男性と日本人の妻、子どもの一家全員が帰化した。男性は1989年に韓国語研修のため入国して以来20年、韓国に住み続けてきた。法務部によると、一家は「韓国の歴史や文化、食事などを韓国人以上に愛し、帰化を決心した」と話したという。

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