会見する韓米首脳=19日、ソウル(聯合ニュース)
会見する韓米首脳=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル19日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領は19日の首脳会談で、来年11月のソウルでの主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)開催成功に向けた協力案など、さまざまなグローバルイシューについても共通認識を深めた。

 まず韓米首脳は、G20サミットが世界経済のバランスの取れた持続成長に向け有用な枠組みだという意見を同じくした。米国政府は第1回、第3回サミットを開催した経験を基に、アジェンダ設定や会議運営など準備過程の経験と秘訣(ひけつ)を韓国に伝えることで合意したと伝えられた。また、米ピッツバーグで行われた第3回サミットで合意した「持続可能な均衡成長に向けたフレームワーク」が十分履行されるよう、共助を続けていくことにした。
 これとともに両首脳は、クリーンエネルギーの開発、気候変動、グリーン成長、不拡散、対テロなどの主要国際イシューについて、韓米両国が緊密に共同対応していくべきだとの点でも、意見を同じくした。なかでもアフガニスタンとパキスタンの安保問題を主に協議したと伝えられた。
 オバマ大統領は、韓国政府がアフガニスタンPRT(地域復興支援チーム)への人員派遣を決めたことに歓迎の意を示し、「大韓民国の重要な寄与は、アフガニスタンでわれわれが目的を達成する上で必要だ」と強調した。
 またオバマ大統領は、先ごろ韓国が開発途上国では最大の温室効果ガス削減中期目標値を設定したことにも言及し「韓国が発表した2020年の目標は、新興経済国のモデルとなるだろう」と評した。
 李大統領も、オバマ大統領の核不拡散努力を高く評価し、来年4月に米国で開催される核安全保障サミットの開催成功に助力する考えを示した。
 このほか両首脳は、来月デンマーク・コペンハーゲンで開かれる気候変動会議での成果導出を目指すことでも一致した。オバマ大統領は、「李大統領とともに、アジア太平洋経済協力会議(APEC)や北京での進展を基盤に、コペンハーゲンでの成功に向け努力する」と述べた。

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