【ソウル19日聯合ニュース】米国で北朝鮮政策を担当するボズワース特別代表が、オバマ大統領の特使として来月8日に訪朝し、北朝鮮核問題解決に向けた米朝対話に乗り出す。これまでこう着状態が続いていた北朝鮮核問題で、解決への転機となるかが注目される。
 オバマ大統領は19日、青瓦台(大統領府)で李明博(イ・ミョンバク)大統領と首脳会談を行った後の共同記者会見で、ボズワース特別代表の12月8日派遣と米朝2国間対話の開始を明らかにした。米国のメッセージは明瞭だとした上で、「万一、北朝鮮が具体的で後戻りのできない措置を通じて義務を順守し核開発計画を放棄するならば、米国は経済的支援を提供し、北朝鮮が国際社会と完全に統合できるよう手助けする」と述べた。
 米大統領特使の訪朝は、2002年10月に当時のケリー国務次官補が平壌を訪れ姜錫柱(カン・ソクチュ)北朝鮮第1外務次官と会談して以来、7年ぶりとなる。米国は昨年10月に6カ国協議米国首席代表だったヒル国務次官補を平壌に派遣しブッシュ大統領の親書を届けたが、正式な特使資格ではなかった。

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