韓国とコロンビア、来月からのFTA交渉開始に合意

【ソウル18日聯合ニュース】韓国とコロンビアが来月初めに自由貿易協定（FTA）交渉を開始することで合意した。外交通商部が18日に明らかにした。両国は来月7～9日にソウルで第1回FTA交渉を開き、交渉の範囲と構造、市場開放の交渉方式、交渉日程など基本事項を話し合う予定だ。
　両国は昨年11月、ペルーで開催されたアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議でFTA推進に合意し、ことし3～8月に妥当性を検討するための民間共同研究が行われた。また、両国政府はFTA交渉開始に向けた国内での手続きも踏んだ。韓国は先月開催した公聴会で業界など利害当事者から意見を聞き、交渉開始を決定した。
　外交通商部はコロンビアとのFTA締結は、自動車（関税率35%）、電子（5～20%）、化学（5～15%）など韓国の主な輸出商品の海外市場進出拡大と、エネルギー・資源、インフラ分野での投資・協力関係の拡大に寄与するとみている。
昨年の両国の貿易額は12億3000万ドル（約1100億円）で、韓国のコロンビアへの輸出額は10億9000万ドル、コロンビアからの輸入額は1億4000万ドルだった。